ジュニアアスリートに多い「膝優位の歩行」とは

「膝優位の歩行」とは、歩行や走行動作において股関節や足関節よりも

膝関節の屈伸に依存して推進力を得ようとする動き方を指します。

 

主に太もも前面の筋肉、大腿四頭筋で体を支えるため、股関節や体幹の機能が十分に使われていないケースが多いです。

 

 

動作の特徴

【踵(かかと)】着地が強くドンドン音を鳴らして歩く

【膝】 常に軽く曲がっている、伸びきらない(反り過ぎる子も)

【股関節】 前屈が苦手。お辞儀の際に背中がまるまる。

【骨盤】 立ち姿勢の際にお腹が出てる、猫背で骨盤が後傾気味

【足部】 アーチが潰れやすく、扁平足や外販母が見られることも

 

 

 

この歩行が起こりやすい理由

  1. 股関節・体幹の未発達

     → 骨盤を安定させる筋群(中殿筋・腸腰筋・多裂筋など)が弱い。

  2. 姿勢習慣(猫背・骨盤後傾)

     → 骨盤後傾により、股関節伸展が制限される。

  3. シューズやインソールの影響

     → クッション性が高すぎる靴は踵着地を助長。

 

 

膝優位歩行がもたらす障害リスク

 

 

 

  • オスグッド病(脛骨粗面炎)

  • 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)・膝崩れ・ガソク炎

  • 足首の動きの硬さ・シンスプリント・シーバー病

  • 腰痛(背骨の柔軟性の低下)分離症

 

 

改善のためのポイント

 

 

 

① 股関節優位への切り替え

 

 

  • 「体を前に運ぶ」意識(脚を前に出すのではない)

  • 骨盤から脚を動かすイメージを持たせる

  • ステップ練習:お尻で地面を押す感覚

 

 

 

② 中殿筋・腸腰筋・ハムストリングスの強化

 

③ 体幹の安定性

 

 

 

 

④ 歩行・走行の再教育

 

 

  • 脛骨直下点での着地(股関節と足関節)を意識する

     → 膝への負担軽減、股関節主導の動きに繋がる

  • 足指運動

 

「お子さんは今、前もも(太ももの前側)の筋肉で頑張って体を支えています。
でも実は、股関節やお尻の筋肉を使って歩けるようになると、
膝への負担がぐっと減り、パフォーマンスも上がります。
つまり、“脚を前に出す”よりも“体を前に運ぶ”動き方が大切なんです。」
一度お子さんの歩き方、立ち姿勢をチェックしてみてください^^

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